はこ人日記

はこの中

創作「弾道上の間隙」世界観設定

自分の創作の設定を忘れないようにまとめたもの。創作を続ける内に変わるかもしれない。

舞台の国は割と広めの島国である。平地と山地があり、その平地の大部分に都市と呼ばれる町が広がっている。山地は標高は高くないものの、大勢が住むには適していない地形となっており、少数の人が住み、農業や畜産を行うための場所になっている。都市と山地の間の距離は長く、結んでいる道路も少ない。この道路の出入り口には検問所が設置されている。

都市

中心部には公的機関の建物や大企業のオフィスのある高層ビルが建ち並んでいる。主に高所得層が住んでいる。町の所々に治安維持のための軍人が立っているピリピリした場所。

中心部を外れた場所には中小企業の建物や工場、そこで働く人達の住宅地、そして学校がある。多くの国民がここに住んでおり、メインの登場人物たちも普段はここで暮らしている。最も広い地域であり、中心部に近づく程高い建物が多くなる。

さらに中心部を外れた場所や、中流層が住む場所の一部にはスラムが点在している。基本放置されているが、反乱分子の拠点がないか調査が入ることがある。大きな港のある場所は警備が厳しいので周辺にスラムはない。

山地

農業や畜産を営む者が集落を作って暮らしている。ここから出荷されたものは、検問所を通り、安全が確認された後に都市に届く。都市の空気に疲れ、穏やかに暮らす人が多い。のどかな雰囲気だが、反乱分子を匿っていないか等の調査が入ることがある。

 

大まかな設定

政治の腐敗が何十年も続いている国、というイメージ。贈賄が慢性的に行われ、貧富の格差は開きまくっている。反乱分子は速攻取り締まり対象となる。登場人物の狙撃手やハルレー達はそんな現状に反発するでもなく、ただ自分のやるべきことをこなし、仕事であれば都市の腐敗に加担するような、正義感や道徳心のない奴らである。

 

歌の「狙撃手」からインスピレーションが湧き、「1984年」とかに影響を受けたような世界観。ゆるやかなディストピア(未満)をイメージしている。